会社をネットでアピールする時に心がけている点3つ。

独立起業して会社経営をするとインターネットを活用してビジネスをする方がほとんどだと思います。

技術がなかったり、資金が無かったりで、なかなか本格的なウェブサイト運営が難しいと思ってはいないでしょうか?

インターネットの世界はきちんとポイントを意識すれば、低予算でも十分な効果が期待できるんです。

私の事務所でもほとんどネット広告には予算を割いてはいませんがそこから仕事をいただけています。本当はもっときちんと取り組まなければいけないんですけれど。

私なりにインターネットで情報を発信する時に心掛けているポイントを書いてみたいと思います。

 

1.会社が社会に対してどういった価値を提供できるのかをアピールする

経営学の父と呼ばれているピータードラッカーは、社会貢献をする企業でなければ存在価値がないといっています。

そして本当に社会貢献するには、常に新しいこと、イノベーション(革新)をして、世の中に新しい付加価値を生み出さなければならず、そしてそこから生まれる企業の存在価値こそが収益性の源であるといっています。

扱う商品の内容や性能がどうといったことよりも、自分の会社が社会に対してどのような新しい付加価値を提供できるのかといったことをアピールすることが大事なのだと思います。

 

2.自分の会社にしかない価値をアピールする

インターネットの普及で自宅に居ながらにしてたくさんの商品、店舗、会社、サービスの内容、価格までつぶさに調べることができるようになりました。

そうなると競合相手は、地域だけでなく全世界が相手となります。

その中で本当に価格が安い、品質がいい、デザインがいい、サービスがいいものが選ばれるようになります。

そうした中で生き残っていくためには、競合他社と違うところ、自社独自の強みということが大事になってきます。

会社が儲からない理由は2つしかありません。

  1. 他社が真似のできない競合優位性がなく、価格競争に巻き込まれている
  2. せっかくいい競合優位性をもっていても、それがお客様に伝えられていない

のどちらかか、その両方かです。

そして、大抵の場合は競合優位性を持っていてもそれをうまく伝えられていないパターンです。

ネット上でどのように他社と違うのかといったことを分かりやすく伝えていくことが大事だと考えています。

 

3.本当の顧客とは誰なのかを意識する

顧客が誰か分からなければ事業目的も戦略も持つことはできません。

ほとんどの方は「顧客」は誰か?

という質問に対して「商品を買ってくれる人」、「サービスを利用する人」と答えると思います。

例えば、家を買う場面で顧客として思い浮かぶのは30代の夫婦でしょう。
でも、家は誰のために買うのでしょうか?

子供が小学校にあがるとか、子供部屋が欲しいといった「子供が理由で買う」のです。

だから本当の顧客は子供なんです。

住宅のすぐれた営業マンは子供の好きなお菓子や子供用の手袋をポケットにいれて営業すると聞きます。打ち合わせ室にはキッズコーナーがあり、子供連れで現場に来やすいようにしています。建物も子供の健康や安全を考えた材料を使用します。

そして親はそのような気配りができる会社を選んでいるのです。

「本当の顧客は誰なのか」ということを理解することがネットで情報発信していくうえで重要なポイントだと考えます。

 

まとめ

以上が私が意識しているポイントです。
非常にオーソドックスで特に目新しいことはありませんが、シンプルなことこそ真理です。

会社の成功のためにはシンプルな部分を深く考えていくことが大切です。




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ABOUTこの記事をかいた人

1980年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、研究所研究員、プロギタリストを経て司法書士・行政書士として神奈川県内で「司法書士・行政書士事務所 ローライト湘南」を運営。専門は法人設立、融資サポート、営業許可申請。「100年続く会社づくり」を目標に経営者とともに悩み、企業の問題解決に取り組んでいます。